カナダ一治安の悪い交差点にあるフォトスタジオで働く日本人の業務日誌


by canadianman

193 サインゲット

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ルームメイトに手伝ってもらい、証明書の文章ができあがった。
ここからがもっとも緊張するところ、プリントだ。
別の紙にプリントして位置を確かめる。
大丈夫だ。
ボスにもらったボロボロの紙を入れ、
プリントボタンを押した。
ウィーン
紙質が違うので、プリントできるか不安だったが、
きれいに字が出ている。
おお。
よかった。
と思って手にとると、
文字がななめっていた。
1年の集大成がこれか・・・

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昼、ルームメイトがジャークチキンを食べたいと言って来たので、
一緒にJane x Finchまで行くことになった。

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ルームメイトに車で待っていてもらい、
書類を持って店へ行く。
店内はお客さんでいっぱいだ。
シャンタンとボスが忙しそうにしている。
にやにやしながらそぉーっと入った。
しばらく2人とも気づかなかったが、
1分くらいしてシャンタンと目が合った。
「オー!アニキー!!!ハウアーユウ!?」
「オー!TAQ!」
ふたりとも嬉しそうだ。
「オー!忙しそうだねえ!」

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「TAQ!ささ、どうぞ。」
シャンタンがパソコンの前の席を譲ってくれる。
「ありがとう。」
「TAQ、どうぞ、働いていいよ。どうぞどうぞ。」

■ ■ ■
店内はお客さんでいっぱいなので、
ちょっとサインをもらいにくい。
ルームメイトを待たせているし、
ジャークチキンをゲットしたあとに来ることにした。
「忙しそうだからまた後来るね!」

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店の反対側にあるモールの一角にある、
ジャメイカンフードの店がルームメイトのお気に入りの店だ。
店員全員ジャメイカン、
店内の雰囲気も超ジャメイカンで、
カナダにいることを忘れてしまうような場所だ。
愛想のないおばさんにジャークチキンを注文する。
出来上がるまで待ち時間、
外をぼ~っと見ていると、
黒人男性と目が合った。
あ。
あれ誰だったっけ?
あ~!
ねちっこい紳士!(158参照)
彼も気づいたのか、
手をあげ、
店へ入って来た。
「おお。ヨー。元気か?」
「久しぶりだねえ。」
「ところでこの隣にあったコンピュータ屋どうなったか知らないか?つぶれたみたいなんだが。」
「ああ、こっちのモールのことはよくわかんないよ。」
「ああ。そうか。じゃあな。」
「ああ。ちょっと待って。俺もう店やめて、次の火曜に日本に帰るんだ。あんたに会えてよかったよ。じゃあね。」
「おお。そうなのか。日本でがんばれよ!じゃあな。」
ケンカばかりしていた彼とも最後はいい感じになれたなあ・・・
ルームメイトが、
「お前どれだけJane x Finchのやつら知ってるんだよ!」
とJane x Finchで顔が売れているジャパニーズにびっくりしていた。

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ジャークチキンをゲットし、
店へ行った。
暇そうなのでちょうどよかった。
「書類作って来たよ。」
とボスに書類を渡す。
「おお、いいの作ってきたじゃないか。よし。サインしてやる。」
とサインをゲットした。
「他に俺がお前にしてやれることはないか?」
用事が全て終わったのでボスが寂しそうだ。
「ありがとう。とりあえずはそれで十分だよ。今、ルームメイトを待たせているから行くけど、また来るよ。家から近いし。じゃあね!」
と言って店を出た。
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by canadianman | 2010-09-23 22:47 | 業務日誌