IE9ピン留め

181 ゲイのマイク

■ ■ ■
プルルル
電話がなった。
「もしもし。DPLイメージですが。」
「ヨーワッスアップ。俺だ。トーシンだ。昨日の晩にメールで400枚写真を送っておいたからプリントしてくれ。できたら連絡してくれ。よろしくな。ガチャ。ツーツー。」(166参照)
「・・・」

■ ■ ■
「ハロー、グッドモーニング!」
筋肉もりもりで、白のぴたぴたのTシャツを着たベトナム人のお兄さんが来た。
髪はハイライトでホスト風、ツンとジェルで立たせてある。
「パスポート写真を撮ってもらえるかしら?よろしく。」
間違いない。
ゲイだ。
「ああいいですよ。こちらへどうぞ。」
と案内する。
「わあ。どうもありがとう。」
彼はとても嬉しそうに、
必要以上に顔を覗き込んで来る。
いかん。
ときめかれている。
彼の服が白いTシャツだったのでジャケットを渡した。
「白い背景なので、白い服はダメなんだ。このジャケットを着てもらえるかな?」
「もちろん。」
お兄さんはジャケットをはおり、
椅子に座った。
ちょっと服がねじれているので、
整えてあげる。
痛いほど目線を感じる。
違う意味でドキドキだ。
そして写真を撮影した。
パシャ
いい写真がとれた。
プリンタの前で彼に写真を見せると、
「わーお、ナイスじゃない。ところであなた名前は?そう、TAQ。わたしはマイク。よろしくね。」
と握手を求めてきた。
「TAQ、あなたコーヒーか何か飲む?」
どこかへ買いに行くというのでお決まりのグリーンティーをお願いした。
やばい。
完全に気に入られてる。

■ ■ ■
5分後、
マイクが帰ってきた。
「はーい。これあなたの。ミルクと砂糖どうすればいいのか分からなかったから、持って来たわよ。エンジョイユアドリンク。」
「どうもありがとう。」
なんていいお客さんだ。
それにしても、電話番号聞かれずにすんでよかった。

■ ■ ■
今日は店が暇なのでトーシンの400枚が意外と早く終わった。
電話をかける。
「ピクソリューションへお電話ありがとうございます。残念ながらただいま電話に出ることができません・・・」
電話しろって行ったくせに。

■ ■ ■
12時半。
腹が減った。
KFCが食べたい!
2ヶ月に1度くらいの頻度で、ジャンクフードがむしょうに食べたくなるときがある。
よし今日はKFCだ!
「5分で戻ります。」
の張り紙をし、
隣の隣の隣にあるチャイニーズマーケットのさらに隣にある、KFCへ向かう。
店へ入ると、
2人のカナディアンのお兄さんが並んでいた。
「ハイ。注文は?」
エルサルバドル人らしきおばさんが対応する。
「あれとこれとこれと、トマトはどうのこうの・・・」
「OK。はい次の人。」
自分の番だ。
「3ピースセットでコールスローとペプシにしてください。」
「今日は水曜なので3ピースのセット2つで$9.99よ。あと2ドル足せば2つになるわよ。」
KFC6つはきついと思いながらも、
ついつい
「じゃあそうしてもらおうかな。」
とお願いしてしまった。
誰かにあげればいいか。
そして会計を済ませると、
おばさんは当たり前のように裏へ行き、
なんと注文の品を自分で用意しはじめた。
えええ~!
ひとりKFC状態!
初めてみた。

■ ■ ■
待望のKFCだ。
どれくらいぶりだろうか。
チキンにかぶりつく。
・・・
1本食べ終わると食欲がなくなった。
どうしよう・・・
ペプシがやたらうまかった。

■ ■ ■
トーシンから連絡がないのでもう一度電話を入れてみることにした。
「プルルル・・・ガチャ」
「あ、トーシ・・・」
「やっと俺の写真ができたか~!けっこうかかったなあ。じゃあ取りにいくわ。ガチャ、ツーツー・・・」
「・・・」

■ ■ ■
「ハローヤク!」
杖をついたタミル人のラヴィさんが来た。(177参照)
「今日はこのCDの写真をプリントしてくれ。」
「OKだよ。」
ラヴィさんからCDを預かる。
パソコンへ挿入し、写真が表示されるのを待つ。
・・・
表示された。
「よし、ヤク。これとこれの写真をだな・・・」
あれ?今日もボケないんですか?

by canadianman | 2010-09-01 22:55 | 業務日誌

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